ワシントン・ポストによると、ソマリアの首都モガディシュで自爆攻撃が行われました。詳細は不明です。目撃者は、エチオピア軍基地の近くで、同軍の兵士が車を止めようとしたところ車が爆発したと語りました。被害の程度はまだ不明ですが、それほど大きなものではないようです。
同紙の別のニュースによると、エチオピアのソマリア国境近くのアボレ（Abole）にある中国の石油施設が攻撃を受け、中国人９人、エチオピア人60人以上が死亡し、７人が誘拐された可能性があります。エチオピア軍は100人の兵士を派遣して武装勢力を撃退したといいます。現場はソマリ族の勢力が強いエチオピア領内とのことです。
自爆事件はソマリアの状勢がテロ戦争に近づいてきたことを証明したと言えます。石油施設への攻撃は、エチオピアがソマリアの内乱に関与していることに関係しているのかもしれません。徐々にですが、ソマリアの内乱がテロ戦争として拡大している兆候が出てきました。ソマリアの首相は、国際社会の関与がないと戦乱が拡大すると警告していますが、今のところ、どの国も関心を示していません。アメリカ政府は内心気が気でないでしょうが、あまり強調せずに済ませたいと考えているはずです。このまま進むと、手遅れになる危険性が高まっています。
