onlineで定期購読の申し込み!

総合的国際情報誌
フォーサイト

歴史ファンなら…
歴史街道

航空自衛隊なら
Jウイング

海上自衛隊なら
Jシップス

このコラムの広告だけはWindowsマシンでアクセスしてください。申し訳ありませんが、現状では、Macintoshではシステム上の理由でエラーが出ます。

米大統領、ウォルター・リードを訪問

2007.3.32



 ワシントン・ポストによると、ようやくブッシュ大統領がウォルター・リード陸軍病院の事件について、入院患者に対して謝罪したようです。ワシントン・ポストがこの事件を報じてから6週間近くが経っていました。

 スクープを取ったためか、ワシントン・ポストの記事は、大統領の訪問は3時間の予定だったのに2時間程度に減らされたと追及の手を休めませんでした。大統領は問題の施設を見て回り、入院患者に名誉負傷章(Purple Heart)を11個授与しました。そして、患者と話をして、プレジデンタル・コイン(presidential coin)を手渡したということです。

 非常に形式的な訪問だという印象しかありません。国民的な経緯を受けている大統領ならこれでも十分なのでしょうが、ブッシュ大統領はすでに国民的規模で信頼を失っています。判断を誤り、行動も後手に回っているというのがブッシュ大統領に対する一般的な評価です。去年の選挙で負けたのは、軍人たちが怒っていたからのが原因といわれるのに、未だにそれに対して的確な対応ができていないのです。

 この記事にはウォルター・リード陸軍病院事件の概要がまとめて書いてあるので、改めて知りたい人には有益でしょう。

 
Copyright 2006 Akishige Tanaka all rights reserved.