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ソマリアで小競り合いが継続中

2007.2.24



 ワシントン・ポストによれば、ソマリアの首都モガディシュで戦闘があり、流れ弾やロケット弾により少なくとも民間人3名が死亡しました。正確な死傷者数はまだ分かっていません。ソマリア政府軍とエチオピア軍が反撃し、20分間戦闘が続いたということです。犠牲者の1人の少年は、首に砲弾の破片が突き刺さり、首が垂れ下がった状態で病院に搬送されました。

 犠牲者はいずれも氏名が公表されていません。目撃者が犠牲者の名前を言わなかったためです。メディアで名前が報じられることで、本人が報復に遭う恐れがあると考えられているためです。もちろん、目撃者の名前も記事には書かれていません。こういうところに、ソマリア固有の状況があると思います。未だに逆らう者は殲滅するという、先進国がすでに捨て去った政治形態が残っている地域だということを、私たちは認識しなければなりません。こういう極端な社会環境を変えないことには、過激主義を駆逐することはできません。そのためには情報が必要なのですが、こういう状況なので何が起きているかをつかみにくいのが問題です。

 やはり、テロがだらだらと続く状況になってしまったようです。ウガンダが1,500人の部隊を派遣する準備を完了したところで、まだ平和維持軍はひとつも到着していない模様です。エチオピア軍の一部が残り、戦車などを提供している状態です。まだ、ソマリアが自立する段階にはほど遠く、イスラム法廷会議の方が自立度が高いかも知れません。こうした状況を改善することが、アフリカにイスラム過激派を根付かせないポイントです。目下のところ、日本がそれに対して何かをしたという情報は目にしていません。

 
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