米軍機の誤爆ビデオが流出

2007.2.7



 military.comによれば、4年前に米軍機が英軍を誤爆した証拠が流出しました。

 アメリカは2003年3月28日に、マッティ・ハル兵長がバスラ近郊で死亡した件で、ビデオテープと音声記録を提出することを拒否していました。この爆撃でハル兵長の他4人の英軍兵士が負傷しました。BBCが公開したビデオテープには以下のようなやり取りが収められていました。

Pilot 1: "I'm going to be sick."
(気分が悪くなっちゃったぜ)

Pilot 2: "Ah f---."
(ああ、くそ…)

Pilot 1: "Did you hear?"
(聞いているか?)

Pilot 2: "Yeah, this sucks."
(ああ、くそったれめ)

Pilot 1: "We're in jail, dude."
(俺たちは刑務所行きだな)

 誤爆は問題ですが、これでアメリカとイギリスの関係が決裂するというわけではありません。それよりも、これがどういう経路で流出したのかが気になります。私が見た報道では、それについて述べていませんでした。米軍から流出したのなら、ブッシュ政権に反発を感じていた隊員がいる可能性があります。そうだとすれば、米軍の士気が極度に落ちていると考えて差し支えないように思われます。

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