ソマリアで小規模な暴力事件が散発

2007.1.27



 ワシントン・ポストによると、ソマリアでは散発的な攻撃が続いているようです。

 モガディシュで迫撃砲が発射されたり、小規模な発砲事件があり、犠牲者が出ています。迫撃砲は住居を破壊し、歩行者を負傷させました。目隠しをされた男が撃ち殺され、もうひとりはバカラ・マーケットの近くで射殺されました。事件にはイスラム法廷会議の残存メンバーが関係しているといわれますが、詳細が不明のため、私には何とも言いようがありません。迫撃砲はテロ攻撃である可能性が高いのですが、銃撃は銃砲が珍しくない国ですから、テロとは無関係である可能性もあります。

 ソマリアからテロを駆逐できるかどうかは、今後の動きにかかっており、まだ成否は判断できません。ソマリア政府とアフリカ連合が失敗すれば、まだテロ組織への支持が強まるかも知れません。来週、アフリカ連合の会議が開かれると言いますから、そこでどのような決議が行われるかに注目しています。しかし、今のところはテロは沈静化しているように見えます。もっと情報が欲しいですね。現状では、情報が少なすぎます。国内メディアが、ソマリアをほとんど無視しているのはなぜなのでしょうか?

Copyright 2006 Akishige Tanaka all rights reserved.