中国が衛星攻撃実験を認める

2007.1.24



 すでに国内メディアによって報じられていますが、中国が自国の人工衛星をミサイルで破壊したことを認めました。

 ワシントン・ポストの報道も日本のそれと大差はありませんでした。これはそれだけ情報が少ないということです。また、実験から13日間も中国が沈黙を続けたことが、中国政府内での混乱を暗示しています。劉建超報道官(リュー・ジャンチャオ)は「2度目の実験実施は聞いていない」と述べたといいますが、ワシントン・ポストの記事では「彼(劉報道官)は、秘密主義の中国軍によるこの種の他のテストの計画は知らないと付け加えた(He added that he knows of no plans for another such test by the secretive Chinese military.)」と書かれています。この文が劉報道官が言ったことを直訳したものかどうかは分かりませんが、軍が独断で実験を行ったことに対する不満が滲んでいると受け取ることもできます。多分、中国政府はこれ以上の情報を出すことはないでしょう。

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