軍人の請願書が下院に到着

2007.1.19



 armytimesによれば、17日にレポートした、千人の軍人が議会に提出した嘆願書は、無事に下院に到着したようです。この議事録は下院議員全員に読まれるように連邦議会議事録に掲載される見込みです。

 請願書に署名した軍人には、現役、州兵、予備役が含まれます。請願の内容は3つの文章から成り立ちます。

"As a patriotic American proud to serve the nation in uniform, I respectfully urge my political leaders in Congress to support the prompt withdrawal of all American military forces and bases from Iraq. Staying in Iraq will not work and is not worth the price. It is time for U.S. troops to come home."
(制服を着て国に仕えることを誇りに思う愛国者として、私は謹んで議会の政治指導者にイラクからアメリカの軍隊と基地を迅速に撤退させるのを支援するよう要請します。イラク駐留は機能しないでしょうし、その価値はありません。米軍兵士を家に帰す時です。)

 下院に大統領の行動を直接変えさせる権限はありません。予算を認めないなどの間接的な方法で対抗するしかありません。どこまで大統領を抑えられるのかは、やってみないと分かりません。しかし、軍人たちが署名を提出したこと自体がブッシュ政権には恥となります。これだけでは不十分ですが、議会がこうした声にどのように反応するかで、今後の状況が変わる可能性は十分にあります。

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