2度目の空爆の信憑性に疑問あり

2007.1.10



 アファマドゥ(Afmadow)付近で行われた米軍の攻撃の続報をmilitary.comが報じました。

 目撃者によれば、2回目の攻撃はガンシップではなく、ヘリコプターによって行われました。丘にある森の中の町が攻撃され、31人の市民が死亡したとのことです。しかし、目撃者は識別マークを判別できておらず、報告は確認されていません。しかし、ソマリアの国防相高官は、ヘリコプターは米軍機だと説明しています。BBCなど、この攻撃を確定的と報じるメディアもありますが、ワシントン・ポストは、ホワイトハウスは2回目の攻撃を否定したと報じました。

 私も2回目の攻撃についてはまだ懐疑的です。孤島を攻撃できたのは、コラテラル・ダメージ(必然的に生じる付帯的な被害)を小さく押さえられると期待できるからです。もちろん、完全にテロリストだけを攻撃できたのかは不明です。イスラム法廷会議が兵士にするために誘拐した男の子たちが、この攻撃で死亡した可能性もあります。また、ヘリコプターの武装だけでは、若干心細く、周囲に破片をまき散らす榴弾砲を搭載するガンシップを使いたいと考えるのが自然に思えます。

 今朝のNHKニュースは、米軍が本格的に介入したと報じましたが、むしろ距離を置いた介入と言うべきです。今後もアメリカはソマリアと連携し、イスラム法廷会議を追い込むために有益な行動を行っていくでしょう。しかし、深入りするのは避けようとするでしょう。空母を配備したのは万一必要になった場合に備えてであり、到着次第、空爆を開始するといった行動は避けるでしょう。

ソマリア地図 右クリックで拡大できます。
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