6ヶ国協議の流会で得したのは?

2006.12.23



 6ヶ国協議が何の成果もあげずに終わりました。すべて北朝鮮のペースだったと報じるメディアもありますが、もともと今回の協議は材料のないものでした。北朝鮮は経済制裁の解除という大きな目標を失ったのですから、打撃を受けたのは北朝鮮の方でしょう。日本はちょっと気分が悪い程度の損害しか受けていません。

 6ヶ国協議は北朝鮮の経済状況がもっと悪化しないと進展はないと思います。つまり、この先数ヶ月の冬期間で北朝鮮がどうなるかを見極める必要があるということです。北朝鮮から協議の再開を提案するかも知れませんし、しょっぱい妥協案を抱えてテーブルに着くかも知れません。日本の目標は、日本の安全保障と、拉致問題を解決することですから、今回、協議が流れたことで失望する必要はありません。また、経済制裁の結果が見えてくるのは時間がかかるものです。その成果を見極めるには、この冬の状況を見る必要があるでしょう。

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