若い米兵の間に精神的奇病が流行

2006.11.16



 The Onionによれば、自らの意志に反して戦闘地域に派遣される若い兵士だけに、心的外傷前ストレス障害(Pre-TSD)が拡がっています。ウォルター・リード陸軍病院の精神科医シドニー・マレンハウアー大尉はPre-TSDを、予想される大規模な殺戮やショッキングな暴力が予想される状態に置かれた兵士が、不眠や激情的な感情の爆発を経験することと説明しています。

 ヘンリー・ジェラード上等兵(19歳)は、ファルージャに派遣される3週間前から、戦友が斬首される悪夢を繰り替えし見て眠れなくなり、始終手が震えたと証言しています。また、戦闘地域に行くと予想される兵士の多くが、残虐行為、拷問、そしてCNNロゴのビジョンが、目の前から離れなくなるということです。

 おっと…The Onionは掲載される記事のすべてがキツいペーソスが利いたジョークなので、本気にしないでください。最近は、ブッシュ大統領がエアフォース・ワンに乗り遅れた記事も載せています。(本当にありそうな…)

 それにしても、この記事は笑えます。軍に志願したことで学費を手に入れて喜んでいた夫が、イラク行きが決まってPre-TSDにかかったという妻の証言まででっちあげています。

 疲れた時の息抜きのために、The Onionをお気に入りに追加しておいてください。日本にもこういうユーモアが欲しい。

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