米軍が津軽海峡沖でテポドン2を追尾

2006.11.3



 今日、NPO法人「ピースデポ」が、今年7月の北朝鮮のミサイル発射の際、イージス艦を津軽海峡沖に配備して、ミサイルを追尾していたことを明らかにしたと報じられました。これで、アメリカが最初からテポドン2の軌道がテポドン1と同じで、津軽海峡上空を飛ぶと考えていたことが確認できたことになります。日本では、アラスカを狙ったという話が報じられ、次いでハワイを狙ったという話に変わりました。どちらも正確ではなく、アメリカは最初から静止衛星の打ち上げ軌道と判断していたわけです。こうした情報の錯綜は、日本が後手を取る原因にしかなりません。日本の軍事情報の不足を実感させられる話です。

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