バグダッド・24時間で約100人が死亡

2006.9.14

 今朝、ワシントン・ポストを見て驚きました。過去24時間で、バグダッド市内で100人近い人々が殺害されたというのです。military.comも同様の記事を掲げています。

 62人は銃弾で蜂の巣にされ、一部は首を切断されていました。警察のパトロール隊に対する攻撃で、午前9時、屋内スタジアムの近くで自動車爆弾が爆発し、交通警官12人が死亡し、13人が負傷しました。人々が救援に駆けつけた時、別の爆弾が爆発し、7人が死亡し、47人が負傷しました。警察署には3発の迫撃砲が撃ち込まれ、5人の警官が死亡し、12人が負傷しました。別の迫撃砲がイラク保安部隊の徴募センターに落下し、2人が死亡、7人が負傷しました。米兵も2人死亡しています。

 現在、バグダッドには増強された米軍がいるはずですが、この有様です。イラク国内の武装勢力にはイランの後押しがいわれていますが、最近、アフガニスタンでのタリバンの復活にはアルカイダが関係していると考えられます。アメリカの諜報網も、こうした動きをほとんどつかめていないらしく、米政府はほとんど情報を出していません。ブッシュ政権は対テロ戦争の成果を強調しますが、信じる人はどんどん減っていきます。11月には中間選挙があり、それまでにこの状態を止められなければ、ブッシュ政権には痛烈な打撃になります。そして、武装勢力の勢いを止められないのは間違いありません。もう、ブッシュ政権以降のことを見据えていった方がよい時期です。大統領選挙はまだ先とはいえ、中東の動乱の動きは長期間の流れて見ていく必要があるからです。

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