未だに迷走するミサイルの解析結果

2006.7.16

 globalsecurityが発表した7発目の発射時刻が日本の情報と違うのが気になったので、昨日電子メールで問い合わせ、合わせて日本政府が発表している一覧表も示したところ、本日、ビック氏本人よりお礼のメールが届きました。

 記事はすでに更新されていて、私の連絡の前に7発目の発射時刻が修正されていた可能性はありますが、14日の更新で、他の発射時刻、飛行距離、ミサイルの種類などが数カ所変更されています。ビック氏は修正した原稿を添付ファイルで送ってくれたのですが、その内容と14日更新の内容がまた違っています。これはこれから更新されるのかも知れません。しかし、専門家がこれだけ混乱していることは、MDの脆弱性を表す証拠といえるかもしれません。もし、北朝鮮が同時に多数のミサイルを発射していた場合、解析結果がどうなったかは興味の尽きない問題です。

14日更新の一覧表
発射時刻 飛翔距離
(km)
ミサイル
3:23 / 3:33 500 スカッドC/D
4:04 600 ノドンA
4:59 550 スカッドC/D
5:01 1.8 テポドン2
7:12 /:10 500 スカッドC/D
7:31 550※ スカッドC/D
5:20 PM 500 ノドンA
不特定 不特定 不特定
不特定 不特定 不特定
不特定 不特定 不特定
※は「正確性に疑問の余地があるデータ」

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