2007年7月の投稿

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投稿者:砂川
日 付:2007.7.18



スパイクさま いつもHPを見さしていただいております。
以前にも一度メールをさし上げたことのある
砂川 と申します。

今回の原発火災について
既存メディアが報道しない危険性をお知らせいたします。

変電設備からの火災は原発に決定的な事故の引き金となりえます。
なぜなら
緊急炉心冷却のために送る水は炉心が高圧のため、
大電力を使って高圧を加えて圧送する必要があるからです。
ですから
大電力がまかなえなくなった場合(バックアップも働かない場合)
原発は安全装置がはたらかない状態に陥っている事を意味します。

以下の原子力資料情報室の資料をごらんください。

http://cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=550
原子力資料情報室
原発の耐震安全性は根底から崩れた (2007/7/17)

記事のヘソ(砂川が抜粋上記のURLの全文をご覧あれ)

変圧器が機能しなければ、外部電源喪失事故という特に沸騰水型原発では恐れられている事故となる。直ちに非常用のディーゼル発電機が起動することになっているが、この起動の信頼性は必ずしも高くなく、地震により起動しない恐れもある。炉心燃料は自動停止した後も高熱を発しているため冷却を続ける必要があり、これに失敗すると燃料は溶融して高濃度の放射能が環境に放出されることになる。場合によってはその後に爆発を伴うこともあり得る。それほど重要なことを内包する火災だったが、東京電力は変圧器が機能し続けていたか、非常用電源が起動したかなどの重要な情報を発表していない。
 なるほど、冷却ポンプが動かなくなれば原子炉が高温になり、最悪の事態を引き起こしかねませんね。そのための施設でしたか。原発の構造をもう少し勉強する必要があると感じました。

 ご紹介頂いた記事を読んで、発電所自体に消火設備がないことに疑問を感じました。火災が発生しやすい場所には直ちに消化剤を散布できるような設備はないのでしょうか。消防がかけつけられないような大震災の場合に対応できるのかが心配になりました。また、消防が
原発にかかりきりになると、一般住宅の火災への対処ができず、被害が広がる恐れがあると考えられますね。

 活断層の発見により、刈羽原発の火災は改めて問題視されるようになるかも知れませんね。これは北朝鮮の特殊部隊が原発を破壊するという話よりも現実味があるように思えます。(スパイク)

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