2006年11月の投稿

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投稿者:Mark
日 付:2006.11.7

 このサイトでは、他所ではなかなか得にくい情報を見ることができ、いつも有難く拝見させていただいております。
 私は「ゲームジャーナル」の定期購読者ですが、軍事的関心から読まれるのであれば、むしろ国際通信社発行の「コマンドマガジン」の方をお勧めします。「ゲームジャーナル」も別宮暖朗氏の連載など、軍事的興味を満たす記事もありますが、特に近時ではゲーム的興味の方に比重が置かれているように思えますので。
 ウォーゲーム専門誌と言えば、かつて存在していた「シミュレーター」という雑誌において行われた湾岸戦争の予測が、凡百の「軍事評論家」のものよりもはるかに正確であった事を思い出します。
 その分析を行った一人が、今ではその筋では有名な作家となった佐藤大輔氏で、スパイクさんが述べられているものであると思われる、ソ連軍北海道侵攻をシミュレートした一連のゲーム(SDFシリーズ)のデザイナーでした。
 それにしても、佐藤氏も陸自に取材してそうなったという、攻勢火力よりも防御火力の方が大きい、特科部隊のレーティングの理由については、個人的にはいまだに理解できていません。

Mark拝

 情報をどうもありがとうございます。「シミュレーター」は懐かしく思い出す名前です。

 「コマンドマガジン日本語版」の方は存在をまったく知らず、ウェブサイトがあることも初めて知りました。この本を出版している国際出版は、「Double Charge」というゲーム専門誌も発行しているのですね。

 「コマンド・マガジン第71号」の附属ゲーム「フィールド・マーシャル」は仮想国の戦闘がテーマで、とりあえず特定の歴史知識が必要ないので、入門用に向いていそうですね。

 「コマンドマガジン」のように、アメリカで発行されている専門誌は沢山あり、ウェブサイトも色々とあります。そうした雑誌の情報の精度が高いことにも驚かされます。

 ところで、SDFシリーズの特科部隊の火力については、はっきりとは分からないものの、防御時の砲撃は観測部隊からもらえる情報の精度が高いとか、事前に砲撃する場所を選んでおけるので、効果が上がるという意味で、防御火力の方が数値が高いのではないかと想像します。

 「ゲームジャーナル」は直販のみですが、「コマンドマガジン」はAmazon.comでも手に入るようです。


 それから、老婆心ながら、皆様へ。日本では有名なシミュレーションゲーム「○戦略」はウォーゲームと似ていますが、まったく非なるものですので、ご注意ください。(スパイク)

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