キール大統領とアワン元参謀長が和解？

　sudantribune.comによれば、南スーダンのサルバ・キール大統領（President Salva Kiir）は元参謀長ポール・マロン・アワン（Paul Malong Awan）と和解しました。

　大統領報道官、アテニー・ウェク・アテニー（Ateny Wek Ateny）は木曜日のアワンと大統領の会議を「心がこもっていて親密」だったと説明しました。

　「私は南スーダン人へ、サルバ・キール・マヤディット大統領と元参謀長ポール・マロン・アワン大将が和解したことを報告できます。彼らは解放戦争の時代へ遡る長い僚友関係、友情と向き合い、小さな違いはかんたんに解決されました」とアテニーは首都ジュバ（Juba）で記者に言いました。

　会議は約４年間の掌握の後に軍を解雇されてから２人の最初の遭遇でした。

　キールはアワンを、私の穏健なベテランの軍将校と説明しているジェームズ・アジョンゴ・マウト中将（General James Ajongo Mawut）と置き換えました。

　しかし、彼の排除にも関わらず、南スーダン軍参謀長は国軍が元副大統領レイク・マシャル（Riek Machar）に従う反対派閥に対するいくつかの戦いに勝つのを助けたことで信頼されています。

　南スーダン指導者と元参謀長の木曜日の会議の結果については多くは明かされませんでした。

　この和解は、当然ですが、まったく信じられません。

　南スーダンで美しい言葉が聞けたときは、必ず裏がありました。彼らが法を無視したことをやっていることは、監視団体「The Sentry」の報告書で明らかです。悪党たちが清らかな言葉を語り出したから改心したと考えることはできません。美しい友情が復活したのなら、公表できることは色々あるはずです。

　今後、南スーダンがどうなっていくかは非常に興味深いことです。自衛隊を派遣しても、彼らの歴史をなんらよい方向へ導けなかったのかもしれません。